若きロックンロールスター!堂々たるステージ TheBEG!
JUNIOR BREATH presents eightbeat sickness ver.17.2
「30才以下のPUNKSは信じるな!」
STANCE PUNKS×THE BOOGIE JACK×JUNIOR BREATH
OpeningAct The BEG
「30才以下のPUNKSは信じるな!」というタイトルがついていることから、ステージの上のバンドマンはどれも30才オーバーのメンバーばかり。もちろんそれだけにキャリアも十分なバンドばかりだということだ。
その中で、オープニングアクトとしてトップに登場したTheBEG。彼らはまだ20代前半のバンドマンだ。
フロアの雰囲気は決して彼らを受け入れる穏やかな雰囲気だとは少し言いがたい空気。
その中で不遜な態度でギターをかき鳴らすVo&Gtのイシカワリニスタ。勢いあまって最初からギターの弦が切れてしまうというハプニングもあった。
が、そこからが彼らしい。弦が切れてるのもお構いなしに2曲目へそのまま突入。バンドのメンバーも止めもしない。
曲の間でリズム隊だけがリフを引き続けるという場面でようやくギターをチェンジした。この余裕はニクイ!
BaのDANZOはリーゼントでイカツい雰囲気ではある。が、この日は数日前に購入したアンプの初お披露目だった。心なしかいつもよりテンションが高くプレイしているように見えた。
フロントの二人がセンターに出てガンガン煽ってくる様は本当にカッコイイ。特にイシカワリニスタのオーラはロックスターそのもの。時代や国が違えばシドヴィシャスや27歳でこの世をさったロックスターたちみたいに見える。
この日の演奏で思ったことは、彼らはライヴアルバムを出して欲しいなーということ。
アルバムタイトルにもなっている代表曲の一つ「レットミーブルース」は静かなギターストローク+サビの歌からスタートしたりして、音源とは少しだけ違うアレンジをしてきた。また、リズム隊もCDで感じる以上のパワフルさ。ライヴアルバムになってたとしても、盤からもこの迫力を醸し出してくれるんじゃないかなあと強く思った。
メインアクトの前というのに堂々としたパフォーマンス。彼らの存在はとってもでかい。
来月にモルヒネコというバンドとのスプリット音源をリリースされる。彼らの名前がブルースとともに広く遠くまで知れ渡って欲しいと強く思う良いステージだった。
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TheBEG 公式サイト